以前塗り薬に関する記事を書かせていただきましたが、そちらの記事の続きになります。

前回はステロイド軟膏やプロトピック軟膏といった有名なものをあげました。
今回は頭皮用に処方されるステロイドローションと、アトピーでない人もご存知かもしれない保湿剤ヒルドイドについてです。
症状がゆるい時に使う薬でも使い方を間違えると殆ど聞かなかったり、むしろ一気に悪化する原因になったりします(・・;
それではそれぞれの使い方や塗り方、使用感について説明していきます。
※自分は当然お医者さんじゃないので薬の科学的根拠などは説明できません。あくまで経験則と使用感についてになります。
塗り薬の使い方
ステロイドローション(頭皮用)
頭皮が荒れている時に処方されます。基本的に効き目は抜群ですが、使い方を間違えると一向に効かないままでずっと使い続けることになってしまう恐れも。
ステロイドの種別
軟膏と同様、ローションにもステロイドの種別があります。
参考に、自分が過去処方されたものは
リンデロンVG、アンテベート、アンフラベート
になります。
使ったものの中で強さや効き目の差は個人的に感じませんでした。
効果的な使い方
使用方法ですが、頭皮の患部に使用するわけですが、
・風呂上がり
・ある程度頭を乾かしたあと
・就寝前
この3つの条件が揃っているときちんと効きます。
塗り方ですが、塗った患部を中心に指で広げていく感じです。
頭皮全体が荒れていると3日で1本使い切ったりしますが、その感覚で問題ありません。
皮膚科で先生にお聞きしましたが、どうも一度に4本までしか処方できないそうです(~_~;)
効果が薄まってしまう条件
まず、髪が長い方は薬の効果を少し弱まるかもしれません。
自分も髪が長い時より短くしたあとの方が効果がありました。
男性もそうですが、女性はそこが少しネックになるかもしれません。しかし致命的なほどではないかと。
むしろ最も効果が薄まる時は、
頭皮が汚れているとき
かと思います。
何を最も気をつけないかいけないかというと頭皮の汚れ。これ、
塗ったローションの洗い残しも該当するんですよね
頭を二度洗いにして一気に効き目が変わった経験があります。
毎日のシャンプーの回数を2回にして、頭皮の汚れを防いでください。
ここ、案外盲点かと思います。
ヒルドイド
保湿剤としてつかわれるヒルドイド。保湿作用と血行促進効果があります。効果的な保湿剤ですが、使い方を間違えると悪化に繋がります。
こういうところに使いましょう
・もともと荒れていたがステロイドやプロトピック等で表面上はきれいな場所
・すこしカサカサしている場所
保湿剤なので、うすーく伸ばすように塗りましょう。ヒルドイドはクリームとローションしかないので厚塗するようなことがないと思いますが(^_^;)
ステロイドやプロトピックで炎症自体はなくなった肌の保湿に最適です。
こういうところには使っちゃダメ!
・炎症、湿疹のある場所
これだけにつきます。本当に使ってはいけません。
ヒルドイドの作用の一つに血行促進効果があります。
炎症が起きている箇所に塗るととてもかゆくなります。
お医者さんも『ひどいところはステロイド、ましになってきたらヒルドイド』って感じで処方するだけなので、まさかひどいところにヒルドイドを塗ってもっとひどいことになるとは患者側も思わないでしょう。
事実自分も経験しましたし、アトピーの知人のかゆみが治まらない原因がこれとわかったこともありました(゜o゜;
ヒルドイドは効果的な保湿剤ですが、使い方は要注意です。
参考:美容目的でヒルドイド?
保湿成分と血行促進効果等々で美容効果が絶大であることから、美容目的ヒルドイドを使用するために皮膚科にかかる人が続出した、という話がありました。

医療費から負担されていますし、本当にアトピー患者の方の手に回ってこなくなったりする可能性もありますので本当に勘弁願いたいところです。
少し調べてみるとほとんどヒルドイドと成分が変わらない市販薬もありました。
100gで1000円ちょっとものとかあるみたいなのでどうかそちらで代用していただければアトピー患者からすると非常に助かりますね・・・(:_;)
今回は2種類の塗り薬について説明しました。
用法の強くない薬だからといってもし間違った使い方をしても対して問題はないと思いがちですが、決してそうではありません。
今回の場合だとヒルドイドがそうですね。
このように塗り薬も用法を正しく守って使い続けられれば、アトピーはいい状態になります。
実際に自分はその方法で、重症アトピーから問題なく生活できるレベルに回復しました。
アトピーに特効薬はありません!
出つつあるかもしれませんが、少なくとも今現在ではそのようなものは広まっていません。
どうかアトピーで悩んでいる方々が、民間療法やアトピービジネスに引っかからないでほしいと願うばかりです。
アトピーの治療は面倒です。しかし苦しいものではありません。
少しずつかつ確実に治療していくことが完治への近道であると、自分は信じています!
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