オタサーの姫の囲いやってても何も成長しないぞという話

オタクの恋愛・結婚

以前からオタク街コンの記事といった『オタクの恋愛』に関わる記事を書いています。

 

自分自身、性根からのオタクなうえ『リア充』といったものから程遠いところで生きてきたので、当事者目線でいろいろと伝えられることがあればなと思っています。

泣いてなんてないぞ。

 

 

今回はオタサーの姫についてです。

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これ、別に大学のオタクサークルに限った話じゃないんですよね。

理系の高校大学、専門学校に技術系の職場。ゲーセン界隈とかでもオタサーの姫状態は起こり得ます。

 

でも別にオタサーの姫はいいんです。問題はその囲いなんです。

姫の周囲にいる男なんです。

 

姫と一緒にいて毎日がキラキラしているならいいんです。楽しい青春の他人がとやかく言うものじゃありません。

ただ、自分は女の子と仲良くできている、コミュ力がある、リア充だ、とか思うのはかなり危険。

 

オタサーの姫の囲いやってても何も成長しないんです。

 

厳しい言葉かもしれません。しかしこのことは自分の周囲のオタクを見てきたオタクが本当に痛感することだったりします。

別に好きで姫を囲っているんだ。というか姫が好きなんだ! というアツい囲いなら問題はないんです。

 

でももし女の子と仲良くなりたいとかモテたい、リア充になりたい、みたいな気持ちだけで、姫を囲っているなら僕は全力で止めます。今回は話すのはそんな話です。

 

 

オタサーの姫の囲いでありながら何かしらの違和感を持っている方。その違和感は間違っていません。

『自分はオタクだけど違うよ、女友達いるけどw』みたいな方は案外危ないかもしれないぞ!

 

 

女の子と仲良くなるのも一種の能力

『リア充』になれるかは個人差あり。だけど…

女の子と仲良くなって遊んだり恋人がいる人、すなわち『リア充』になるということがごく自然にできる人もいれば、なかなかそれができない人もいます。自分も後者側です。

 

ならできない人は一生リア充になれないかというとそうでなく、努力の結果できた人もいるわけです。大学デビューとか高校デビューとか聞きますが、あれだって努力してリア充になった一例です。

 

努力でリア充といったものにはなれるんです。そこまでいかずとも、ちょっとした努力や気遣いで、少し女の子と話せる程度、数人の女の子の友達がいる程度にはなったり。

よっぽど方向性が間違えていたり適正がなさすぎたりしない限りはちょっとの努力や気遣いでなんとかなるはずです。

 

 

 

同性の友達を作るのとイメージは同じ

女の子と仲良くなることについて、イメージ自体は同性の友達を作るときだって同じじゃないでしょうか。

 

友達を作ることが無意識的にできている人もいれば、できていなくて苦労する人もいたり…。「こんなことしたら友達減るなー」ってことを無意識的に学んできたかどうかというのがあると思います。
「そんなこと考えたことない」って方はそれが自然にできていたわけですね。

 

学校で生活していて、仲良くなったり喧嘩したりハブられたり、ハブられた人間を見てきたり…そんなこんなで経験を詰んでいき、自然に学んでいく。そんな感じ。

 

そういった同性の友達を作るときのイメージですが、女の子と仲良くなるイメージと大差はないと思うのです。

 

 

 

オタサーの姫の囲いは何がダメなのさ

オタサーの姫の囲い

女の子と仲良くなったりお近づきになることがあんまり得意でない人が、何の努力もせずに女の子にお近づきすることってできるの? お金とかそういうのはナシで。

 

それがオタサーの姫の囲いなんですよ。

 

男だらけの環境。ちやほやされたい女の子。女の子と仲良くなれないけど仲良くなりたいと思い続けてる男の子。

あまりにもWin-Winすぎる環境なんですよ。もうすべてが揃いすぎている。

 

本来、人と人が仲良くなるためのコミュニケーションや身だしなみ、いろんなものをすっとばして、男女の承認欲と恋愛欲と性欲が満たされる環境が揃ってしまうのです。

 

そこにいる男がどんなに会話がまともにできなくても、気配りや思いやりの心が皆無でも、だらしない身なりをしていても、女の子の承認欲求と囲いのイロイロな欲が続く限り、この関係も続くのです。

 

 

問題は姫が国を捨てたとき

この姫と囲いの主従関係、いつしか終わりがきます。

姫が飽きた、彼氏作った。学生なら姫がダブったとかいうケースも聞いたりします。

 

そうなったときこの関係に終わりがきます。

生きていて自分の周囲でオタサーの姫状態の例を数個見ていますが、終わりのトリガーを引くのはいつも姫です。すくなくとも自分が見ている限りは、ですが。

 

囲いだった男にはなーんにも残んないんですよね。なんにも。一時的に満たされてた欲求ですらも。

そしてなんにも成長もしていないんです。

 

女の子と仲良くなるのがどちらかというと苦手な人間だって、このままじゃ嫌だ!ってなったときに、異性と仲良くなったり彼女を作るためにはどうするかを考えたり、友達に聞いたりして行動していろいろ学んで身についていき、成長していくわけです。
その成長の結果、彼女や仲のいい女友達ができやすくなるってことです。

 

成長しているんですよ、成長。リア充になるために。

 

しかしオタサーの姫を囲うだけならなんの成長なしにできるんですよね。それでいて女の子と仲良くなれている、女友達がいるといった勘違いを引き起こしかねないのです。

現実は全然そうじゃなく、全くリア充には近づいていなかったわけです。

 

 

 

姫を仲のいい女の子にカウントしない

でもそんなこと言ってもそういう環境にいるんだから仕方ないじゃん!

と思うかもしれません。

 

じゃあ囲いにならず女の子と仲良くなるにはどうするには…。

 

ほとんど答えは出ているかもしれませんが、

姫じゃない女の子と仲良くなることです。

 

上で散々書いたと思いますが、本当に姫の囲いになるには何の努力もいらないんです。そして残るものも活かせるものもありません。

 

同じクラスに姫状態じゃない女の子がいたらそういう子へ。

いないなら、別のクラス、別の学校、バイト先、塾、部活、サークル、街コン、合コン、ネットで知り合った人……

選択肢はいろいろあると思うんですよね。

 

 

はじめにいったとおり、人間、誰が誰を好きになろうが仲良くなろうが横から文句を言うもんじゃないのはわかっております。

 

 

でも、別にその姫が好きで好きでしょうがない、というわけでなく、ただただ自分の欲を満たすためだけに囲っているなら、その関係が終わったときにすごい後悔をすると思います。

リア充になんか全然なれちゃいないです。

 

それでキラキラした青春を過ごせている気になっていたとしたら本当に気をつけてほしい。

 

 

もっと自分を大切にしてくれるかもしれない人を好きになって、その人と仲良くためにいろいろ努力をしてほしいのです。

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