現在、TrySailのライブツアー真っ最中ですね。

自分は在宅どころかもう現地にいかなくなりましたが、今回のライブツアーも楽しいそうで。
新アルバム曲は『Sunset カンフー』が特に楽しそうですね。
大阪1日目のセトリとか、アンコールのところで『primary』か『SailOut』が来てたら地団駄が止まらなかったかも。
しかし今回のライブツアー、気になった感想がTwitterでちらほらと。
UO折っただけで「次折ったら退場していただきます」つってスタッフに退場宣言食らったのでスタッフにファイトしに行ったけどマジで意味わからなすぎるけどTrySailさんの現場いつからこうなったんマジで。
— 散歩道 (@momo_suki_love2) 2019年3月24日
おもいっきりレギュレーションが厳しくなったそうな。
ファイトしに行ったのはともかくこれは少しかわいそう。
今回の講演会場のグランキューブは元々ジャンプ禁止なんで、ジャンプで怒られるのはともかく、UO折っただけで注意はかわいそうだなと。
2018年のTrySailのツアーは客のマナーが悪くて問題になりました。
家虎と奇声と違法リウムで溢れていたとのことです。
ツアー最後の幕張講演では退場者が続出したそうな。
今回、異様なまでにレギュレーションが厳しかったTrySail。
このままどうなるかという話ですが、どんどん勢いはなくなるものの安定した人気が継続する、いわゆる安定期に入ると思います。
というのもこのような道をありとあらゆるアイドル声優や声優ユニットは辿ってきたわけで。
安定期に入ると、最終的にはそれなりに息の長いコンテンツになります。
その段階にたどり着くまで、案外と大きな当資源の一つとなっているのが『厄介』ではないかと考えました。
※厄介……ライブ会場で奇声をあげたりマナーが悪かったりする観客。詳しくは下記をhttps://dic.nicovideo.jp/a/%E5%8E%84%E4%BB%8B
今回はその過程について例もあげて好き勝手に語っていきます。
※以下からの内容ですが、もちろん例外もたくさんあります。ご了承を…。
アイドル声優の時代遷移
草創期
例(2018年時点)…Run Girls, Run!、Re:ステージ!
まだ駆け出し状態のアイドル声優ユニットやコンテンツ。
知名度は低く、ファンも少ないため厄介が現れる可能性も低いです。
あまりにもライブ会場の箱が小さすぎると地下アイドルに近い感じで案外現場はMIXやガチ恋口上で溢れてるかも?
しかし騒ぎたいだけの人はフェスとかでない限り観客としてやってこないはずなので、観客のマナーとかは大丈夫なはず。
ライブをこなし、タイアップ曲が増えていけば次のステップに進みます。
TrySailでいえば結成前にネットラジオ『TRYangle harmony』を3人ではじめた2014年くらいでしょうか。
もっともこの時期ですでに3人ともアイマスミリオンで役もらってて劇場版にも出てたりするので草創期とは言い難い感じもあります。
天ちゃん(雨宮天さん)は出てきた瞬間ビジュアルのレベルの高さだけで一躍有名になりましたし。
デビュー間もない天ちゃんが演じてるヒロインの『藤宮さん』がかわいい、一週間フレンズはマジでオススメです。
アマプラで1話無料、dアニメストアなら会員登録必要ですが1ヶ月無料期間内に全話見られます。
もちろんこの草創期の段階で消えてしまうユニットや企画もたくさんあります。
ここから売れるか売れないかは、運営側のプロデュースに大きくかかっていますね。
成長期
例(2018年時点)…温泉むすめ、Pyxis、スタァライト九九組
ライブも数回こなし、タイアップ曲も増えてきた状態。
ファンも順調に増え続けている状態です。
声優ユニットとかだとメンバーのそのデビューなんかもここくらいになるとちらほら出てきますね。
ライブは公演数も格段に増えてきて会場も次第に大きくなってきたり。
そのくせチケットはどんどん手に入れにくくなっている状態です。
なお、ライブ会場は無法地帯になっているところが多いです。(後述します)
TrySailでいえば2015~2016年あたりかな。1stアルバム発売や1stライブツアーあたりの時期は、とどまるところを知らない勢いを感じました。
1stアルバム、Amazon ミュージックなら初月無料で全曲聴けます。
ホントだよ、ひかるカケラ、primary、あかね色、Baby My Step、パーリー☆パーティ、SailOut
この辺がオススメです。全然絞れてないですが本当全部オススメ。
これらはシングルB面曲だったりアルバムで初収録された曲だったりしますが(ライブでは公開)、どれもほんとにいいんです。
ここから毎クールごとにアニメタイアップで曲が出たりだとか、メンバーのソロも含めると毎月どこかしらでその声優ユニットのイベントがあるだとかになれば、いよいよ『全盛期』へ。
全盛期
例(2018年時点)…BanG Dream!関連、ウマ娘
勢いのある状態が1、2年も続くと全盛期のコンテンツへ。よっぽど大コケしない限りこれからもしばらく残り続けるコンテンツになります。
メディア露出も増え、地上波番組なんかでも姿を見ることになったり。
ライブも日本武道館とかでするように。あと台湾講演とか。
ライブ会場のマナーの話題でTwitterとかで一番荒れるのがこの時期です。
※後述します
TrySaiIだと2017~2018年になるかと思います。
ハイスクール・フリートとかエロマンガ先生のアニメタイアップ曲が爆発的に売れたり、ソロ活動も全メンバー順調だったり。
エロマンガ先生のED曲『adrenaline!!!』のあたりが一番勢いすごかったように感じます。
かなり最強な高まり曲です。
ソロデビューについてもちょのトクベツいちばんは永遠に推し続けます。アニサマでサプライズで3日目後半がこれから始まったときは泣いたレベルです。
最近の曲はYouTubeに公式であがっているんですがこの頃はないみたいですね…。
Amazon ミュージックでぜひ聞いていただきたいところ…!
全盛期もずっと続くわけではありません。
コンテンツは消滅しない限り『安定期』に入ります。
安定期
例(2018年時点)…アイマスシンデレラ・ミリオン、Aqours(ラブライブサンシャイン)
例をあげたものの、アニサマなどで常連で、十分な知名度のユニットは全て安定期かなと自分は認識しています。
全盛期ほどの勢いは無いものの、継続してライブもあって、新曲も出続けている状態です。
根強いファンもそれなりにいてよほどのことがない限りいきなり消えるもない、安定したコンテンツになった状態ですね。
ライブ会場でのマナーは、全盛期に紆余曲折を経てそれなりに落ち着くところも多いです。
この頃になるとユニット特有のノリや風習も生まれたりしますね。
ライブ会場での雰囲気が安全に見えて、その風習を知らないファンが間違った振る舞いをすると完膚なきままに叩いてくるコンテンツとかもあったりします。
もう少しウェルカムな雰囲気を出してくれとそういうコンテンツには思ってしまいますね、個人的には。
TrySailは2018年現在、この安定期に入ろうとしているように思われます。もう新米アイドル声優ユニットではないわけですね。
正直ライブ会場のマナーはかなりよくなかったTrySailですが、ここにきて安定期に入るに従って『マナーの矯正』が行われているような気がします。
結果として、今後数年も残り続ける人気コンテンツになるかと思います。
ライブ会場のマナーも、よく言えばこれからどんどん良くなっていくかと思います。悪く言えば厳しくなっていって窮屈な風潮ができる可能性もあります。
ここまで残っただいたいのコンテンツは安定期のまま今も活躍している状態ですが、長く続けば続くほど『衰退期』に入るものもあります。
衰退期
例(2018年時点)…アイドルマスター(765PRO ALLSTARS)
思いつくのがアイマスくらいしかなかった…。なんだかんだで声優ユニットはこの時期までくると解散宣言をするものが多いのです。全盛期でも解散するものもあるくらいですし。
コンテンツの人気は続き、もはや伝説的なものへ。
しかし声優たちの年齢や家庭事情等も重なり、ライブの回数をこなせなくなってくるといった感じです。
終わりがないと思われたコンテンツの終わりが見えてきてしまうわけですね。
といっても前述の通りアイドル声優ユニットの終わりは突然くることが多いため、この段階まで続いているのは本当にすごいことです。
厄介の移住経路
上記の時代遷移をふまえ、厄介の移住経路について書いていきたいと思います。
成長期のコンテンツに流れ込みお祭り騒ぎに
成長期のコンテンツはとりあえず知名度のためにリリイベやライブの回数も多く、チケットも比較的に手に入りやすい状態です。
ライブ会場のマナーも緩いために厄介たちもたくさん流れ込むわけですが、運営側も来る客は拒まず状態なので規制されるようなこともありません。
そんなことを承知でライブ会場に来ている客も多いため、会場のマナーは荒れ狂っているものの雰囲気は案外良く、そんなにギスギスしていなかったりします。
コンテンツが好きでというより騒ぎたいだけで来ている人が多いことから、純粋なファンの方々はかわいそうかもしれません。
しかしこの段階ですでに純粋なファンでライブに通いつめているような方々はライブ会場のマナーがどうとかそういったことに神経を使っていないので、厄介報告や苦情をいちいち上げる方は少ないのです。
また、マナーに関して厳しい環境じゃないと聞き、全盛期・安定期のコンテンツで居心地の悪さを感じたファンも流れこむ例もあります。
この流れが結果的に、成長期のライブコンテンツの集客になるわけです。
一定数の厄介が流れ込んだときには全盛期
成長期のコンテンツだと、ライブには一定数のファンが動員する状態になっています。
この段階まで来ると、ライブ会場には厄介以外にも一般的なファンもたくさんいます。
ライブの後のTwitterで厄介報告が出てくるのもこのあたりからになります。
厄介とか警察とかで界隈の居心地が悪くなり始めるのもこのあたりですね。
とはいえ運営側もライブの集客に影響するようなことをしたくないためか、厳しいレギュレーションを設けていないところが多い感じがしますね。
よってマナーに関しての揉め事が止むことはありません。
前述の通り、この揉め事に疲れた厄介や一般ファンが成長期コンテンツに流れ込む場合があるわけですねー。
安定期のコンテンツからは追い出されがち
安定期までくると居心地の悪さを感じた厄介は抜けたせいか、ライブ会場のマナーはかなりよいものとなっています。
また、公式側もライブでのレギュレーションを設け始めたりします。全盛期コンテンツで厄介がした悪行や警察からあげられた苦情を元にレギュレーションが制定されます。
今回のTrySailだと違法リウムの厄介報告から違法リウムやUOの規制を、アイマスだと過去にペンライトを投げ飛ばしてしまい機材を壊してしまったことから丈の長いペンライトの規制を、といった感じで。
そこからはみ出たことをライブ会場でするととても叩かれます。アイマス警察という言葉が一時はやりましたね。
厄介行為はもちろん、厄介行為でなくともそこの界隈からすると『ズレている行為』をするとものすごい叩かれます。
郷に入っては郷に従え、そこでは大人しくしておくのが吉ですね。
よって安定期にまでなると厄介は爪弾きにされる傾向があるように思われます。
チケットも取りにくくライブではしゃぐたびに絡まれるくらいなら、居心地のいい成長期のコンテンツに逃げ込むわけですね。
お気づきかもしれませんが、こうやって厄介は成長期→全盛期or安定期→成長期→…といった感じで移り住んでいるのです。本人だけでなくそれにつられてくる一般客もいるため、集客効果はかなりのものです。
そのことももしかしたら運営側もわかっていてのことなのかな…と個人的に思ったり。
マナーどうこうもあるかもしれませんが、成長中のコンテンツが、ライブの集客効果になっている層をむやみに減らすことをわざわざするとは思えません。
その必要がなくなったということはコンテンツが十分なレベルにまで成長しきったと運営が判断しきったのかなと。
今回のTrySail現場でのUO取締はそういう背景もあるのかもと思っています。
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