世話焼きキツネの仙孤さんのアニメの感想とか。
※自分はdアニメで視聴してます。
けものフレンズ2にやさしい世界を期待していたけど、期待していたものと違って難民状態になってしまった自分にピッタリなアニメでした。
男サラリーマンと狐の幼女の日常系まったりな作品だけど、『会社に疲れた成人男性』をピンポイントに狙い撃ちしてくる作品です。
日々、自宅とブラック会社を往復する会社員・中野のもとに押しかけてきた神使のキツネ・仙狐さん(800歳・幼女)。
彼女は疲労困憊の中野を、食事、洗濯、特別サービス(?)でめいっぱい“お世話”して、潤してくれるのです。
突然始まる、仙狐さんと中野の共同生活。
現代社会に疲れた全ての人に届けたい、お世話系甘やかしコメディ!引用:公式サイトより
ここまであからさまなピンポイント爆撃はないなってくらい。会社に疲れた俺たちをとことん徹底的に癒やして甘やかしてくれるアニメです。
今はそんな会社に疲れてないので普通に見てますが、マジで会社行きたくないときに見たら一生出勤できなくなりそう。
個人的にはけっこう好きな作品です。
アニメけものフレンズが生きる支えになってたけどけもフレ2は今ひとつ合わなかったって人とかにおすすめしたい。
聖母サーバルより聖母なキツネのフレンズが出てきます。
けもフレはやさしい世界、個性の尊重、実は奥が深いストーリーが魅力でしたが、この作品はひたすらやさしい世界、って感じです。
以下、6話まで視聴時点での感想とかを。
仙狐さんがただただやさしい
狐の幼女がただただ甘やかしてくれる
社畜プログラマで終電帰りの毎日に疲れ切った中野くん。
終電帰りで家のドアを開けるといたのが仙狐さん。
引用:公式サイトより
この子がひたすら甘やかしてくれる。疲れ切ったおっさんの『こういうふうに甘やかされたい!』という妄想が具現化したような生き物です。
いきなり主人公のまえに現れた獣耳幼女がよしよししてくれて食事も掃除もいろいろしてくれるという。
日々生きるのに消耗し続けているサラリーマンのおっさんをピンポイント爆撃してきます。
このアニメで存分に癒やされる時点で、なんか現代日本の闇を感じますね。もうこんな感じの日々が変わることに期待するより、それを消耗した自分を無償の愛で受け入れてくれる存在に期待する方がワンチャンあるとなりつつあるわけです。
という話はさておき、とりあえずこの作品はひたすら甘やかしてくれるといった現代日本にピッタリな作品です。
ただひたすらやさしい世界。1クールごとに一枠は欲しい系統の作品です。
嫁でありママでありそしてロリである
これまで僕たち男のオタクは一番の推し(※1)を『嫁』と呼んできました。
(※1)人数に特に制限はない。
しかしここ数年、日々生きてくのに精神を消耗することがあまりにも多い、母性が満たされていないことから、すべてを包み込んでくれそうな母性を感じるキャラを『ママ』と呼ぶようにもなり始めました。(※2)
(※2)こちらも人数に制限はないです。複雑な家庭になりかねないですね。
あと、ロリキャラもアニメとかではずっとポジションを確立していますね。ロリに対してどういう感情を抱いているかはそれぞれ人次第ですが。
この『嫁』と『ママ』と『ロリ』の三属性すべてを詰め込んだのが仙孤さん。
他にも巫女服とか獣耳とかしっぽとか様々な属性をもっています。
とんでもない属性の欲張りセット。確実にこちらを包み込みに来てます。
疲れ切った主人公に親近感わきまくる
ただただ思想が疲れ切った俺たち同然な主人公
主人公の中野くんにめちゃめちゃ感情輸入されてしまうこの作品。
NOといえずひたすらボロボロになってくサラリーマンの中野くん。帰りも遅かったり休日出勤もあったりと、お世辞にも会社から大切にされているとは言えない模様。
そんな中野くんと自分を重ね合わせてしまいます。
今はのんびりとした会社でのんびり働いていますが、それでもいろいろ重ね合わせちゃう。
この作品は中野くんの心情によく焦点を合わせていて、心の声もひとつひとつ読み上げられます。
その心の声もけっこう視聴者側に寄り添ったものなので共感を持ちやすいのです。
それもこの作品の魅力の一つ。
ただただ癒やしが欲しいのだ。えっちなのはいらないのだ
心身が疲れてると癒やしが欲しくなります。
もう刺激とかはそういうのでなくとりあえず癒やしが。
そういう方は多いかもしれません。年を取れば取るほどそうなるような気がします。
自分もそうです。
この作品の主人公の中野くんも仙孤さんに対して一切そういった感情はありません。(むしろあるほうが問題ですが)
あるのはただただしっぽをモフりたいという感情だけです。そこに関しては若干常軌を逸してますが。
この作品は本当にとりあえず仙孤さんが癒やしてくれる……。
癒やしです。とりあえず癒やし。お色気的なものはありません。癒やしです。
えっちなのはないんです。
ただただ癒やしを享受し続けてくれる作品。それがいいのです。
お色気的なものが金輪際必要でないというわけでなく、こういう作品はもう癒やし一本であってほしいとのことです。
お色気枠はお色気枠で当然必要です。少なくとも自分には。男の子だもの。
他に出てくるキャラも基本やさしい
やさしいキツネは一匹だけじゃない
このアニメ、ずっと仙孤さんにだけ甘やかされ続けるアニメかといえばそうでない。5話でもう1匹、『シロ』というやさしい狐がやってきます。
引用:公式サイトより
シロさんは少々勝ち気な正確ですが、主人公を甘やかしてくれることに関しては仙孤さんと変わりません。シロさんが中野くんを甘やかすと仙孤さんが嫉妬するんですよ。たまらん。
シロさんは頭を撫でられるのが好きみたいですね。
中野くんたちの隣に住んでいる女子大生漫画家の高円寺さんも程よく適当でいい人です。
中野くんと仙孤さんのキャッキャウフフがうるさいので怒鳴り込みに行くも、仙孤さんの手作りごはんで無事懐柔されます。
引用:公式サイトより
しかし会社はダメ
ただし中野くんが勤めている会社はそうでもなさそうですね。叱責してくる上司、仕事を押し付けてくる同僚がいます。そもそも中野くんの勤務体系に人権がありません。あまりにもやさしい世界すぎると現実味がなくなるんで会社はそんなもんでいいかもしれません。
ただ会社のシーンでそんなに生々しい描写はありませんよ?
ここが生々しいと心底つらくなるかと思います。
こんな感じで、やさしさが全面に出た作品かと思います。
癒やされる。けもフレ2でやさしい世界を期待してたけどそうでもなくて難民状態になっている方は、ちょっと系統は違うけれどこれで癒やされるはず。
OPとEDもほんわかな感じです。OPは元気な曲調の中にもほんわかさがあってすばらしい。
CDは1枚でOP曲とED曲、両方が入っています。
EDのあとも1分くらい、仙孤さんとの1人称視点ムービー『スーパー仙孤さんタイム』があるのでお忘れなく。『おかえりなのじゃ!』 とか仙孤さん言ってもらえるので、ちゃんと『ただいま!』とか『すきだよ!』とか返しましょう。
2019年春アニメのオススメの癒し枠です。
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